「夜間頻尿」の方の症例をご紹介致します。
『お客様』80代、女性
『病名』夜間頻尿
『主訴』夜間、4回もトイレに起きる。
『症状』
手足が冷える。
腰や膝がだるく、力が入らない。
足がむくんでいる。
頭がふらつくことがある。
時々耳鳴りがする。
日中も、10回はトイレに行く。
寝てからトイレに何度も起きるので、
ぐっすり眠れない。
今までに飲んでいたお薬では、
口が乾いたり、便秘になったりした。
他のお薬を試してみたい。
『服薬』
身体を温める働き(腎陽)が衰えて、
尿の出方をコントロールできなくなっ
ている。この方の場合は、排出を抑える
ことが出来なくなっている。
漢方では「腎陽虚」「腎気不固」という
状態と見られた。
腎陽を補うお薬を主にしながら、
出方を抑える「固摂」の働きをする
お薬も併せて服用して頂いた。
1週間で回数が減った。
ご高齢なので、量を加減しながら、
しばらくは服用をお願いして行きたい。