症例197 夜間頻尿

「夜間頻尿」の方の症例をご紹介致します。

 

『お客様』80代、女性

『病名』夜間頻尿

『主訴』夜間、4回もトイレに起きる。

『症状』

手足が冷える。

腰や膝がだるく、力が入らない。

足がむくんでいる。

頭がふらつくことがある。

時々耳鳴りがする。

日中も、10回はトイレに行く。

寝てからトイレに何度も起きるので、

ぐっすり眠れない。

今までに飲んでいたお薬では、

口が乾いたり、便秘になったりした。

他のお薬を試してみたい。

 

『服薬』

身体を温める働き(腎陽)が衰えて、

尿の出方をコントロールできなくなっ

ている。この方の場合は、排出を抑える

ことが出来なくなっている。

漢方では「腎陽虚」「腎気不固」という

状態と見られた。

腎陽を補うお薬を主にしながら、

出方を抑える「固摂」の働きをする

お薬も併せて服用して頂いた。

1週間で回数が減った。

ご高齢なので、量を加減しながら、

しばらくは服用をお願いして行きたい。

 

 

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