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煎じ薬について

処方のしかた

漢方薬は、植物、動物、鉱物由来の生薬を組み合わせたものです。
そして、「患者の体質や症状」に応じて、特定の生薬を組み合わせたものが「漢方処方」です。

エキス剤との違い

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1日1回、生薬を約30分間煮出してつくるものが「煎じ薬」です。
他方、生薬から抽出したエキスを顆粒や粉末に加工したものがエキス剤です。忙しくて煎じる時間が取れない場合や、煎じる匂いが気になる時は、エキス剤を利用されると良いでしょう。

尚、煎じる時の「匂い」にも、実は薬効があります。エキス剤も元々は「煎じ薬」から作られたものですから、煎じ薬」をお勧め致します。

煎じ薬の飲み方

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    漢方薬の煎じ方は「1日分」の生薬が入った「生薬パック」と、約600CC(=湯飲み3杯)の水を「土瓶」に入れて「水から」弱火で約30~40分間、煮詰めます。

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    水が半分の約300CC(=湯飲み1杯半)まで煮詰めたら、火を止めます。

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    できた「薬液」を「湯飲み」に移して、1日2回又は3回に分けて「食間」(=食前1時間・食後2時間、又は空腹時)に飲みます。

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    薬液を土瓶に入れて保管する場合には、煎じ終わった「生薬パック」を土瓶の中から、箸などで必ず取り出して下さい。せっかく煎じた薬液の「効き目成分」が、「生薬パック」に戻ってしまいます。